SC探訪、小田原ダイナシティ



こんにちは、SC-CC代表の上田です。

先日、小田原ダイナシティに行ってきました。

20161031

 

小田原ダイナシティは

店舗面積60,590㎡と神奈川県西湘エリア最大級のショッピングセンターです。

西武百貨店を核テナントとするウエストモールと、

イトーヨーカドーを核テナントとするイーストモール、

そして2つのモールをつなぐガーデンウォークという屋外テナントスペース、

およびシネコンの4つのブロックで構成されています。

 

ウエストモールは4階まで吹き抜けとなっており、

吹き抜け部分に常設のイベントスペースがあるなど

なかなか気持ちの良い空間です。

ただ、ウエストモールとイーストモールの間には

何と新幹線の線路が走っており、

そのため、ウエストモールとイーストモールの間は

徒歩で5分程度かかってしまうため、

回遊性が弱くなっているのが少し残念ですね。

 

2011年に藤沢市辻堂に開業したテラスモール湘南や

今年平塚市に開業したららぽーと湘南平塚は

西湘エリアを広域商圏として位置付けており、

実際小田原エリアからテラスモールやららぽーとに買い物へ出かける人も多いため、

それらとどのように差別化していくかも重要となりますね。、

 

訪問した時は、各所で改装を行っており、

リニューアルオープンは少し先のようでしたが、

3世代で楽しめるフードコートや

地元商品を集めた小田原産直パークといったコーナーができるようです。

 

販促は、

10月30日にダイナシティ収穫祭と題して、

料理教室や産直野菜の販売や試食体験会やバーベキューなどを行うみたいで、

細かく丁寧に実施しているようです。

また、毎週月~金の11時から14時は

館内イベントスペースから

地元のコミュニティFMの番組を生放送しています。

 

ショッピングセンターの競合が少なかったエリアに

テラスモールやららぽーとという手ごわい競合が現れ、

地元密着型で差別化しようとしているのでしょう。

 

SC業界も成熟化が進んでいるので、

「ならでは」を見つけ出して、さらに差別化を進めていくことが重要でしょうね。

 

 

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