SC探訪、セレオ八王子北館



こんにちは、SC-CC代表の上田です。

先日、セレオ八王子北館に行ってきました。

20140721

 

セレオ八王子北館は、

2012年10月に新装オープンしたJR中央線の八王子駅の駅ビルです。

それ以前は、そごう八王子店と、JR系のSCである八王子ナウが入居していましたが、

そごうの閉館にともない、八王子ナウも一新し、ショッピングセンターとして一体化して、

セレオ八王子北館として生まれ変わりました。

ちなみに、セレオ八王子南館にはビックカメラが大部分を占めています。

 

以前訪問したコピス吉祥寺は伊勢丹の閉鎖後にできたSC、

今回はそごうの閉館後にできたSCと、

百貨店からSCへといった流れは、

都心の一部を除き今後も進んでいくのでしょう。

大丸松坂屋のように、百貨店の看板のままSC化を促進している百貨店も含めると

やはり不可逆な流れだと思われます。

 

セレオ八王子北館のテナントは

ユニクロ、ロフト、無印良品、アカチャンホンポ、有隣堂、ヴィクトリア、イセタンミラーなどの中規模テナントと

ファッション、雑貨、食品、飲食などのテナントが組み合わされた構成となっています。

目立った特徴はありませんが、使いやすいテナントが入っている印象です。

 

百貨店時代に比べると、大幅に客層が若返っていると思われますが、

百貨店時代に良く来館していたであろう、ミセスやシニア世代の姿も見受けられます。

訪問した時に丁度、アースミュージック&エコロジーがタイムセールを行っていましたが、

ミセス世代の方々も多く集まっており、

エイジレスな時代性も影響しているんだな、と感じました。

 

また、施設内には京王百貨店が1つのテナントとして入っており、

シニア世代の方々が買い物を楽しんでいました。

やはり、シニアにとって百貨店の安心感は根強いですね。

 

販売促進に関しては、

非常に淡白な印象です。

館内フロアマップなどの基本ツールも見当たらす、

販促関連のチラシや案内なども設置されておらず、

ウェブサイトの情報もフロアガイド中心。

 

駅ビルという立地上、特に販促を実施しなくても人は来る、

ということなのかもしれませんが、

現状に満足せず、もっと積極的に販促を実施すれば、

もっと良い影響が出ると思いますよ。

 

 

******ショッピングセンターの販売促進戦略は、

ショッピングセンター・コミュニケーション・コンサルティング(SC-CC)へ******